「また同じ質問してしまった…」
仕事を始めた頃、私はこれを何度も繰り返していました。
メモも取っていました。ですが、なぜか覚えられない。
結果として、また同じことを聞いてしまう。
正直かなり申し訳なかったです。
そんな私ですが、ある時上司から、

「君はちゃんと理解してるから、関連する他の作業にも応用が効いてるね」
と言われました。
最初は、「なぜ自分が同じ質問を減らせたのか」自分でもよく分かっていませんでした。
ですが振り返ってみると、私は単にメモを取るだけではなく、
- 復唱する
- 人に教える
- 理解できるまで質問する
ということを無意識にやっていました。
この記事では、実際に私がやって効果があった、「仕事で同じ質問を減らした方法」を紹介します。
仕事で同じ質問をしていた頃

私は昔から、「理由や仕組みを理解しないと覚えられないタイプ」でした。
ですが新人の頃は、それに気づいていなかったので、「とにかく忘れないようにしよう」と思い、ひたすらメモを取っていました。
ただ、後から見返しても、
- なぜそうなるのか
- どういう時に変わるのか
- 他との違いは何か
が分からない。
つまり、“答え”だけを書いていたので、少し状況が変わると応用が効きませんでした。
そこで初めて、「自分は暗記ではなく、理解しないと覚えられないタイプなんだ」と気づきました。
「分かったフリ」が負のループになっていた
以前の私は、理解できていないのに、「分かりました」と言ってしまうことがありました。
ですが、これがかなり危険でした。
なぜなら、相手は「理解できている前提」で次の話を進めるからです。
すると、
- 次の説明も理解できない
- 会話についていけない
- 前提知識が抜けたままになる
という状態になります。
さらに厄介なのが、

「今さら理解できてませんでした」
と言いづらくなること。
結果として、分からない部分を放置したまま仕事が進み、どんどん苦しくなる。
完全に負のループでした。

同じ質問が減った理由
教わった内容を必ず復唱した
私がかなり意識していたのが、「つまりこういうことですよね?」と、自分の言葉で復唱することです。
これはかなり効果がありました。
ただ聞くだけではなく、“自分の頭で整理する”作業になるからです。
さらに、復唱すると理解ズレにも気づけます。
実際、復唱した時に、「そこ少し違う」と上司に指摘してもらえたことが何度もありました。
早い段階で修正できたので、間違った理解のまま進まずに済みました。
また、復唱中に自分が詰まる部分は、「理解が甘い部分」だとすぐ分かりました。
忘れそうなことは人に教えた
忘れそうな内容は、他の人に話したり教えたりしていました。
これはかなり記憶に残ります。
なぜなら、人に説明するには、
- 流れ
- 理由
- 仕組み
を理解していないと説明できないからです。
逆に言うと、「説明できない=まだ理解できていない」ということでもあります。
理解できるまで質問した
私は、「理解できないまま進む方が危険」だと思っています。
もちろん、何も考えずに質問するのは良くないです。
ですが、
- 自分で考えた
- メモも見た
- それでも分からない
なら、理解できるまで聞いた方が結果的に早いと思っています。
特に製造業は、
- ミス
- 手戻り
- 再作業
のコストが大きい。
だからこそ、“分かったフリ”の方が危険だと思っています。
「答え」ではなく「理由」を理解した
これが一番大きかったです。
例えば、
❌「この場合はA」
ではなく、
⭕「なぜAになるのか」
を理解する。
すると、別パターンでも推測できるようになります。
実際、製品知識や工程の流れ、図面を見て、
- 社内製作するのか
- 外注するのか
なども、少しずつ考えられるようになりました。
理解すると応用が効くようになる
特に印象に残っているのが、「もらい錆」について教わった時です。
私は以前、「鉄材とステンレス材を近くに置かない方がいい」と注意されました。
理由を聞くと、鉄材の成分(鉄粉)が付着すると、ステンレスでも錆びる可能性があるとのことでした。
これを「もらい錆」と言うそうです。

私はそれまで、「ステンレス=錆びないもの」くらいの認識でした。
ですが実際は、「錆びない」のではなく、「錆びにくい」だけだったんです。
だから、鉄の成分が付着すると錆びることがある。
この話を聞いた時、「なるほど、だから一緒に置いちゃダメなのか」と理由まで理解できました。
ただルールを暗記するより、“なぜそうなるのか”を理解した方が記憶に残りやすいと実感した瞬間でした。
実際に変わったこと
このやり方を続けてから、
- 同じ質問が減った
- 応用が効くようになった
- 自分で考えられる範囲が増えた
と感じています。
特に大きかったのは、精神的にかなり楽になったことです。
以前は、
- 上司に聞くタイミング
- 機嫌
- 申し訳なさ
をかなり気にしていました。
ですが、同じ質問が減ると、そのストレスも減りました。
また、質問する時間が減った分、
- 作業時間
- 集中時間
も増えました。
作業が途中で途切れにくくなったのも大きかったです。
現在のメモ管理方法
現在は、質問して理解した内容を、簡単にExcelでまとめています。
例えば、
- タイトル
- 詳細
- メモした日付
くらいのシンプルな管理です。

完璧に整理するというより、「後で探せる状態」を意識しています。
ちなみに私は、仕事のメモだけでなく、PC内のフォルダー整理でも「後で探せる状態」をかなり重視しています。
探す時間が減るだけでも、仕事のストレスや集中力はかなり変わるので、興味がある方は下記の記事もおすすめです。

質問することは悪ではない
個人的に、質問すること自体は悪いことではないと思っています。
むしろ危険なのは、「分かったフリ」です。
ただし、
- まず考える
- 分からない部分を整理する
- その上で聞く
という順番はかなり大事だと思います。
まとめ
私は記憶力が特別良いわけではありません。
むしろ、理由や仕組みを理解しないと覚えられないタイプです。
だからこそ、
- 復唱する
- 人に教える
- 理解できるまで質問する
- 理由を理解する
という、“理解ベース”の覚え方に変えたことで、同じ質問が減ったのだと思います。
もし、「また聞いてしまった…」と悩んでいる人がいたら、
まずは、「つまりこういうことですよね?」と復唱するところから試してみてください。



コメント