「実家暮らしって、甘えなのかな?」
20代で実家暮らしをしていると、ふとこんなことを考えることがあります。
周りが一人暮らしを始めたり、SNSでおしゃれな部屋や自由な生活を見たりすると、「自分はこのままでいいのか?」と不安になることもあるかもしれません。
私自身、25歳の会社員で実家暮らしをしています。
そして、2026年5月に資産1000万円を達成しました。
もちろん、実家暮らしだけで資産1000万円になったわけではありません。
投資を続けたり、無駄な支出を減らしたり、生活の固定費を下げたりしてきた結果です。
ただ、実家暮らしという環境が資産形成を大きく後押ししてくれたのは間違いありません。
この記事では、実家暮らしで資産1000万円を達成した私が、「実家暮らしは甘えなのか?」「資産形成にどう活かせるのか?」について、実体験ベースで書いていきます。
実際に、資産管理アプリ上でも2026年5月時点で資産1000万円を超えました。

目的があるなら、実家暮らしは合理的な選択
結論から言うと、実家暮らしは目的があるなら合理的な選択だと思っています。
大事なのは、「実家暮らしか一人暮らしか」ではなく、そこで浮いたお金や時間をどう使っているかです。
実家暮らしで生活費が少なくても、その分をなんとなく浪費していたら資産形成にはつながりません。
一方で、浮いたお金を貯金や投資、自己投資に回しているなら、それは将来の選択肢を増やす行動です。
私は実家暮らしを「人生の固定費を下げる手段」と考えています。
固定費とは、毎月ほぼ必ず出ていくお金のことです。
家賃、光熱費、食費、通信費、サブスク代などが代表例です。
この固定費が低いほど、毎月の生活に余裕が生まれます。
そして、その余裕を投資に回せば、将来の自由度を上げることができます。
私の実家暮らしのリアルな数字
私の場合、社会人になってから約3年で、2026年5月に資産1000万円を達成しました。
現在の手取りは月21〜22万円ほどです。
一方で、毎月の投資額はNISAに30万円、企業型DCに2.75万円。
合計で月32.75万円を投資しています。
手取りより投資額の方が多いので、「どういうこと?」と思うかもしれません。
これは、賞与やこれまでの貯蓄も活用しながら投資しているためです。
そして、それを可能にしている大きな理由が、実家暮らしで毎月の生活費がかなり低いことです。
私の場合、家賃や食費などの固定費はほとんどかかっていません。
家に毎月決まった生活費は入れていませんが、家庭ごとの考え方や親の理解があって成り立っている生活です。
ここだけ聞くと、「それは甘えでは?」と思う人もいると思います。
その見方も分かります。
ただ、家庭ごとにお金の考え方は違います。
私の場合は親の理解があり、親からも「一人暮らししてもお金が足りないからやめた方がいい」と言われていました。
その代わり、たまにご飯を奢ったり、両親の好きなアーティストのLIVE代を出したり、母の日に母の好きな紫陽花をプレゼントしたりしています。
毎月決まった金額を入れているわけではありませんが、「住ませてもらって当たり前」とは思わないようにしています。
家族の理解があるからこそ、この生活が成り立っています。
実家暮らしが資産形成に強い理由
実家暮らしが資産形成に強い理由は、固定費を大きく下げられるからです。
一人暮らしをすると、家賃だけで毎月5万円〜10万円ほどかかることもあります。
さらに、光熱費、食費、家具家電、日用品なども必要になります。
なぜ固定費を下げると資産形成が進みやすいのか、図で整理すると次のようになります。

仮に一人暮らしで毎月8万円多くかかるとします。
年間では96万円。
5年間では480万円です。
この金額を生活費として使うのか、投資に回せるのかで、将来の資産額は大きく変わります。
もちろん、一人暮らしには自由や経験という価値があります。
家事、契約、支払い、生活管理などを自分で経験できるのは大きなメリットです。
ただ、資産形成を最優先に考えるなら、実家暮らしはかなり強い選択肢です。
特にFIREやサイドFIREを目指す場合、毎月いくら投資に回せるかはとても重要です。
FIREとは、経済的自立を目指して、働かなくても生活できる状態に近づける考え方です。
サイドFIREは、完全に仕事を辞めるのではなく、資産収入とゆるい仕事や副業を組み合わせて生活するスタイルです。
私の場合、目標は資産3000万〜5000万円でサイドFIREの目処を立てることです。
そのために、今は生活の自由度よりも資産形成を優先しています。
なお、私がFIREを目指して実際にやっていることは、別記事でも詳しくまとめています。

一人暮らしを検討したこともある
実は、私も一人暮らしを検討したことがあります。
特に就活中は、「社会人になったら一人暮らししてこそ一人前」という考えに少し影響されていました。
インターンに参加した企業の人事の方が、
「社会人になったら一人暮らししてこそ一人前」
「実家暮らしは基本ダメ」
「社宅に住むべき」
というような話をしていたのが、とても印象に残っています。
当時は「そういうものなのか」と思っていました。
でも今振り返ると、かなり固定観念が強い考え方だったなと感じます。
一人暮らしをしているから自立している。
実家暮らしだから自立していない。
そんな単純な話ではないと思います。
一人暮らしをしていても浪費ばかりでお金が残らない人もいます。
逆に、実家暮らしでも働いて、投資して、将来のために行動している人もいます。
大事なのは住んでいる場所ではなく、お金や時間をどう使っているかです。
結果的に、私は実家暮らしを選んでよかったです。
もし見栄や固定観念だけで一人暮らしを始めていたら、25歳で資産1000万円を達成するのはかなり難しかったと思います。
正直、運が良かった部分もあります。
親が「一人暮らしはお金が足りなくなるからやめた方がいい」と言ってくれていたのに、当時の私はあまりちゃんと聞いていませんでした。
今になって考えると、あの時に一人暮らしを選ばなくてよかったと思います。
実家暮らしのデメリットも普通にある
ここまで実家暮らしのメリットを書いてきましたが、もちろん良いことばかりではありません。
実家暮らしは、お金の面では有利です。
ただし、その代わりに自由度は低いです。
たとえば、家で歌いづらいです。
お風呂に入っているときに歌いたくなっても、家族に聞こえると思うと気を使います。
カラオケ好きとしては、地味に大きな制約です。
また、恋愛もしにくいです。
一人暮らしと違って、自由に人を呼ぶことは難しいですし、プライベート空間も限られます。
出かけるときに「誰と行くの?」「どこに行くの?」と確認されることもあります。
心配してくれているのは分かりますが、大人としては少し不自由に感じる場面もあります。
つまり、実家暮らしは完全に楽な選択ではありません。
お金の面で有利な代わりに、自由の一部を差し出している選択です。
ここを無視して「実家暮らし最強!」と言い切るのは違うと思っています。
実家暮らしを甘えにしないために意識していること
実家暮らしで一番怖いのは、固定費が低いことに慣れて、何となく毎日を過ごしてしまうことだと思っています。
生活費が少ない環境は、うまく使えば資産形成を加速させる武器になります。
でも、何も考えずに使えば、ただ楽な環境に甘えているだけにもなります。
だから私は、実家暮らしで生まれた余力を「将来の自由を買うためのお金」として使うようにしています。
具体的には、NISAと企業型DCを中心に投資し、サイドFIREに近づくための土台を作っています。
また、家族への感謝も忘れないようにしています。
毎月決まった生活費を入れているわけではありませんが、だからこそ「この環境は当たり前ではない」と意識しています。
実家暮らしを続けるなら、楽さに流されるのではなく、目的を持って使うことが大事だと思います。
そして、実家暮らしの期限や目的も決めています。
私の場合、サイドFIREの目処がつくまで、もしくは親に追い出されるまで、または30歳になるまでをひとつの区切りにしています。
ずっと何となく実家にいるというより、資産形成を進めるための期間限定の戦略という感覚です。
目的がないまま実家暮らしを続けると、楽な方に流れやすくなります。
でも、「何のために実家暮らしをしているのか」が明確なら、選択に納得感が出ます。
実家暮らしと一人暮らしの比較
| 項目 | 実家暮らし | 一人暮らし |
|---|---|---|
| 固定費 | かなり低い | 家賃・光熱費・食費が重い |
| 投資余力 | 作りやすい | 収入次第で厳しくなりやすい |
| 自由度 | 低め | 高い |
| 恋愛 | しにくい面がある | しやすい |
| プライベート空間 | 少ない | 確保しやすい |
| 家族との距離 | 近い | 適度な距離を取りやすい |
| 資産形成 | 加速しやすい | 固定費が壁になりやすい |
| 向いてる人 | FIRE・貯金・投資を優先したい人 | 自由・経験・生活力を優先したい人 |
実家暮らしと一人暮らしは、どちらが絶対に正しいというものではありません。
資産形成を優先したいなら実家暮らし。
自由や経験を優先したいなら一人暮らし。
このように、自分の目的に合わせて選ぶのが大事だと思います。
まとめ
実家暮らしは、目的があるなら合理的な選択です。
私自身、実家暮らしによって固定費を大きく下げ、NISAと企業型DCを中心に投資を続けてきました。
その結果、社会人になってから約3年で、2026年5月に資産1000万円を達成できました。
もちろん、実家暮らしにはデメリットもあります。
自由度は低いですし、恋愛もしにくいですし、プライベート空間も限られます。
ただ、今の私にとっては、自由の一部よりも資産形成を優先する価値があると感じています。
大事なのは、世間体で決めないことです。
「社会人なら一人暮らしすべき」
「実家暮らしは恥ずかしい」
「一人暮らししてこそ一人前」
こうした言葉に流されるのではなく、自分の目標から逆算して考えるべきだと思います。
私の場合は、サイドFIREを目指すために、今は実家暮らしで固定費を下げ、投資余力を最大化しています。
ただ、私がFIREを目指している理由は、単にお金持ちになりたいからではありません。
会社で毎日消耗し続ける生活から抜け出し、自分の時間と気力を取り戻したいという気持ちが大きいです。
FIREを目指す本当の理由については、下記の記事で詳しく書いています。

見栄より自由。
世間体より資産形成。
これからも、自分にとって合理的な選択をしながら、人生を最適化していきたいと思います。



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