会社員として働いていると、一度はこんな話を聞いたことがあるのではないでしょうか。
「資産が増えれば、会社のストレスなんて気にならなくなる。」
私もFIREを目指して資産形成を始めた頃は、その考えを信じていました。
実際、資産が増えれば「いつでも辞められる」という安心感は得られます。
しかし、私が資産1,000万円を超えた頃に感じたのは、ストレス耐性が上がるどころか、むしろ下がったということでした。
以前なら我慢できたことでも、「なんでこんな理不尽に耐えないといけないんだろう」と思う場面が増えたのです。
この記事では、実際に私が会社で感じた出来事を紹介しながら、なぜ資産が増えるとストレス耐性が下がる人もいるのかという理由を考えてみます。
私がFIREを目指す理由は、こちらの記事で紹介しています。

資産が増えれば会社のストレスは減ると言われる理由
会社員向けのFIREブログやSNSでは、「資産が増えるほど会社がラクになる」という話をよく見かけます。
これは決して間違いではありません。
資産が増えることで、「最悪辞めても生活できる」という安心感が生まれるからです。
以前の私は、「会社を辞めたら生活できない」という気持ちがありました。
そのため、多少理不尽なことがあっても、「仕方ない」と飲み込むしかありませんでした。
資産バリアで得られると言われるメリット
- 仕事を失う恐怖が減る
- 上司の評価に振り回されにくい
- 無理な残業を断りやすい
- 精神的に余裕が生まれる
- 転職や退職を選択しやすくなる
よく言われる「資産バリア」という考え方
私はこの状態を「資産バリア」と呼んでいます。
ゲームでいうHP(体力)が増えるのではなく、「ダメージを受けてもすぐ倒れない防御力」が上がる感覚です。
そのため、会社で嫌なことがあっても、「まぁ辞めればいいか」と流せるようになると言われています。

「資産があると、本当に気持ちはラクになるの?」

「生活への不安は減ります。ですが、それと会社で感じるストレスは別問題でした。」

実際は逆だった。資産が増えるほどストレス耐性は下がった
結論から言うと、私の場合は真逆でした。
資産が増えても、会社の嫌な出来事はなくなりません。
しかし、「生活のためだから仕方ない」という気持ちだけが消えていきました。
つまり、我慢する理由が薄くなったのです。
資産が増えたことで、会社への依存度が下がった結果、理不尽を受け入れる必要性も感じなくなりました。
これはストレス耐性が下がったというより、会社への許容範囲が狭くなったと言った方が正しいかもしれません。
| 資産が少ない頃 | 資産が増えた今 |
|---|---|
| 辞められない | 辞めようと思えば辞められる |
| 我慢する | 我慢する意味を考える |
| 給料が最優先 | 時間・精神が最優先 |
| 上司に従う | 納得できるかを重視 |

「ストレスが増えたというより、価値観が変わった?」

「まさにその感覚です。『耐えること』が正解ではなくなりました。」

実際にストレスを感じた出来事
ここからは、私が最近経験した出来事です。
どれも一つひとつは小さなことかもしれません。
しかし、積み重なることで、「やっぱりこの会社を辞めたい」という気持ちが強くなっています。
最近特にストレスを感じたこと
- 間違いを指摘したら逆ギレされてしまった
- ミーティング中に寝ている人がいても注意されない
- 残業目的で仕事を引き延ばす人のフォローを求められる
- イライラしながら独り言を言う上司が隣にいる
- 調べれば分かることを毎回聞いてくる人がいる
- 説明してもメモを取らず、何度も同じことを聞かれる
- 報連相が機能せず、案件が止まることがある
- 明らかに不公平な役割分担を押し付けられた
これらは以前から存在していた問題です。
ですが以前は、「生活のためだから」という理由で割り切れていました。
今は違います。
「辞められる」という選択肢があるからこそ、理不尽を受け入れる理由が見当たらなくなったのです。
この変化は、資産形成そのものが悪いという話ではありません。
むしろ、お金によって自分が本当に大切にしたい価値観が見えやすくなった結果なのだと感じています。
会社のストレスから見えた本質
ここまで書いてきた出来事を振り返ると、私がストレスを感じている原因は「仕事そのもの」ではありません。
理不尽な環境や改善されない組織に対して、「もう我慢する必要はない」と感じるようになったことが、一番大きな変化でした。
例えば、私が実際に経験した出来事を振り返ると、共通点があります。
ストレスを感じた出来事の共通点
- 報連相が機能していない
- 真面目な人ほど負担が増える
- 効率よりも慣習が優先される
- 不公平な役割分担が行われる
- 問題を見て見ぬふりする文化がある
これらは一つひとつを見ると小さな問題かもしれません。
しかし積み重なると、「この会社で働き続ける意味はあるのだろうか?」という疑問につながります。
私は「会社が嫌い」というより、人間関係や理不尽で気力を削られることに強いストレスを感じています。

「じゃあ、資産形成をしないほうが幸せだった?」

「そうは思いません。資産形成をしたからこそ、自分が何にストレスを感じるのかを冷静に見つめられるようになりました。」
資産形成が教えてくれた、本当に大切だったもの
資産形成を始める前は、毎月の給料が何より重要でした。
もちろん今でもお金は大切です。
しかし、以前より優先順位は変わりました。
今は、
- 時間
- 精神的な余裕
- 納得感
- 人間関係
こういった「お金では買えないもの」の価値を強く感じています。
資産形成によって人生の優先順位が変わることは、決して悪いことではありません。
むしろ、「何を大切にしたいのか」が明確になった結果だと私は考えています。
こんな人は一度立ち止まって考えてみましょう
- 会社に行くたびに強いストレスを感じる
- 「生活のためだから」と我慢し続けている
- 資産形成が順調で、選択肢が増えてきた
- 今の働き方が本当に自分に合っているか迷っている
「いつでも辞められる」と「すぐ辞める」は違う

ここで誤解してほしくないことがあります。
私は「嫌ならすぐ辞めるべき」と言いたいわけではありません。
資産があるからこそ、焦って決断する必要がなくなるというメリットもあります。
会社を辞めるかどうかは、冷静に判断すればいいのです。
大切なのは、「辞められないから我慢する」のではなく、「辞められるけれど、今は残ると判断する」という状態を目指すことです。
この違いは、とても大きいと感じています。
資産形成によって得られる本当のメリット
- 生活への不安が減る
- 選択肢が増える
- 我慢する理由を見直せる
- 自分の価値観を大切にできる
- 焦らず今後を考えられる

「会社が嫌なら辞めればいい、という話?」

「そうではありません。選択肢を持つことで、自分で納得して働ける状態を目指すことが大切だと思っています。」
まとめ
資産形成をすると、会社でのストレスに強くなると言われることがあります。
しかし、私の実体験では逆でした。
資産が増えたことで会社への依存度が下がり、「理不尽を我慢する理由」がなくなったのです。
その結果、以前なら流せていたことにも強くストレスを感じるようになりました。
これはストレス耐性が下がったというより、「自分の価値観が変わった」と言ったほうが正しいかもしれません。
資産形成は、お金を増やすだけではありません。
人生の選択肢を増やし、「自分はどう生きたいのか」を考えるきっかけにもなります。
私自身、まだFIREを達成したわけではありません。
それでも、資産形成を続けたことで、自分が本当に大切にしたいものが少しずつ見えてきました。
これからも、お金だけでなく「時間」「精神的な余裕」「納得感」を大切にしながら、自分にとって最適な働き方を探していきたいと思います。


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